Dyson Sphere Programは非公式ながらMOD(改造プログラム)の製作が活発です。実際に使用している便利なものをご紹介します。
はじめに
注意事項としまして、翻訳MODも含めMODを一度でも使用した場合、以降に発生する不具合を開発元に報告しないでください。また「動作が重い」「不安定」などとレビューに投稿することの無いようご注意ください。このリストは、ユーザーが非公式にボランティアでこれらのMODを作成していることを認識し、問題が発生した時は自己解決する方にお勧めします。
またDyson Sphere Programはアーリーアクセス段階で、非常に変化に富んでいますのでこれらのMODが使えなくなったり、不要になったりする可能性があるという事にご注意ください。
各MODの設定変更方法
多くのMODは r2modman(MOD管理ソフト)の Config editor から設定を変更できます。
エラーが出たら
ほとんどの場合、セーブ後にタイトル画面に戻るか、ゲームを再起動することで問題なく再開できます。
MODの仕様は随時変更される可能性があり、また競合する可能性もありますので、1つずつインストールして動作を確認することをお勧めします。
また、steamのゲームは起動時に自動的にアップデートされるため、MODによっては公式アップデート後にエラーが発生したり、起動できなくなったりすることがあります。
そういう時は差し当たりstart vanillaからMOD無しでの起動を試したり、ゲームを再インストールするなどしています。ゲーム単体でエラーを出したことはありません。非常に丁寧に開発されています。
Mod製作者はボランティアなので、焦らずにアクションを待ってください。開発中のMODはすぐに修正されます。
利便性改善MOD
大前提MOD
BepInEx by xiaoye97
他の大半のMODが動作するために必要です。
日本語化
Disabled DSPJapanesePlugin by appuns
有志によって支えられている非公式日本語化です。
第一惑星はダイソンスフィアの内側か?
AdvancedStarmap by brokenmass
通常、対象となる恒星系で設計画面を開くことでしか得られないダイソン球の最小半径(メートル)と最大半径が、銀河系マップ上に表示されます。
特に最大半径が重要です。ダイソンスフィアの最大半径より第一惑星の公転半径が小さければ、第一惑星のどこでも・いつでも光線受信機が100%稼働できるようにすることが出来ます。
このゲームの公転軌道の単位は1[AU]=40,000[m]です。これとダイソンスフィア最大半径を比較してみてください。
現実の単位のお話
本来の1 [AU:天文単位] は太陽と地球の距離 149,597,870,700 [m]を表しています。途方もない距離ですね。
ちなみにゲーム中では距離の単位[ly:光年]についても 1 [ly:光年]= 60[AU]=2,400,000[m] に変更されています。初期の航行モード1000 [m/s] で1光年先の別恒星に行こうとするとリアル40分かかります。
光年は時間の単位では無く、光が1年で進む距離の単位で本来は9,460,730,472,580,800 [m]です。このゲームをすると宇宙関連の知識が自然に充実するのが良いですね。
物流ステーションの自動設定
AutoStationConfig by Pasukaru
惑星内・星間物流ステーションとの建設時に各設定をあらかじめ決めた値にし、輸送機やワープコアを投入してくれます。
FPS低下の改善MOD
BetterFPS by brokenmass
影を非表示にしたり、CPUにおけるシミュレーションを並列処理にすることで、設備が大規模化した際に生じるFPS低下を抑えます。私の環境ではしませんがクラッシュ注意なのだそうです。
統計パネルに稼働状態の情報を追加する
BetterStats by brokenmass
生産設備/消費設備の数と最大理論生産量/消費量を生産統計パネルに表示します。
これを確認することで設備数が足りているか、材料が足りているか楽に確認することが出来ます。
連続設置数を表示(距離の計測)
BuildCounter by brokenmass
建設時に、その設置数を表示します。
コンベアの工事画面に入ることで、2点間の距離を数えずに測定できます。
設備・輸送機を選択して非表示
CanNotShowItem by crecheng
GPUの性能が不足してる場合設備・輸送機を非表示にすることでFPSが改善する事があります。
惑星がウニのように見えないように星間物流ステーションを隠したり、時には不気味に見える光線受信機の配列が見えないように撮影したりするのに使っています。
Copy the entire planet's facilities.
CopyPlanetFactory by crecheng
惑星全体、半球、または固定範囲の工場をコピーすることが可能です。扱いが難しいので、必要なときだけ有効にします。
惑星を丸ごと複製したいときや、南半球で作った惑星を北半球に反転させたいときなどに使っています。複製するときに選択漏れがないので安心です。
設置済みベルトを反転
DSP_Belt_Reverse_Direction by GreyHak
とても便利です。逆転時に接続が切れることがあります。
ダイソンスフィアレイヤーの選択的非表示
DSPHierarchicalDisplay by crecheng
ダイソンスフィア設計時に奥のレイヤーを誤って消すなどを防止できます。利用中はゲームの進行を停止する必要があります。
ダイソンスフィアの速度調整
DysonSpheresSpeed by crecheng
ダイソンスフィアを高速回転させて眺めたい時に。
ズームアウト最大距離の変更
FreeCamera by wingless
カメラがより遠くまでズームアウトできるようにします。
設備・ストレージへの遠隔アクセス
Long_Building_Selection_and_Free_M_Globalmap by KG
惑星内のどこからでもストレージからアイテムを移したり、各設備の設定を変更したりできます。
範囲コピー・複数建設・レシピ共有
MultiBuildBeta by brokenmass
- 設備をインサーター付きで連続配置(間隔を調整可能)
- 範囲選択で設備をコピー&ペースト
- レシピをクリップボードへ出力(ブループリント化)・クリップボードからレシピへ入力
データはテキストデータとしてクリップボードに転送されるので、メモ帳に貼り付けて保存することができます。また、ブループリントの共有サイトもあります。
プロローグを省略
NoPrologue by ctcDNightmare
冒頭のプロローグは、バニラでも途中でEscメニューを開くとスキップボタンがあり、イカルスが到着するところまで飛ばしてくれます。それもスキップしたい人のために。
セーブデータを日付順にする
OrderSaves by Therzok
保存データの表示順を、名前順から保存時間順に変更します。ファイル名に数字を入れる必要がなくなり、最新の保存データが一番上に表示されます。
難易度変更MOD
全惑星の統計をCSV出力
DSP_Star_Sector_Resource_Spreadsheet_Generator by GreyHak
銀河マップで惑星を選択することで得られる情報(潮汐固定など)に加え、スタート惑星からの距離や鉱脈の数などの情報をCSVファイルとして生成します。
あらかじめ鉱脈数から採掘できる限界速度を推計できるほか、宇宙全体の資源の総量、一目で欲しい特性の星がいくつあるかを確認できます。
生成されたcsvファイルは「Unicode(UTF-8)」方式です。日本語部分が文字化けしないようにExcelで開くには、一度メモ帳で開いてANSI形式で保存してから開くと良いでしょう。
建設ドローンの高速移動
FastDrones by dkoppstein
ドローンエンジンの無限研究をすることなく高速移動させ、また消費エネルギーを減らします。
巨大ガス惑星に軌道採集機を設置する際に、建設ドローンが追いつきやすくなります。
惑星全体の資源を物流ステーションで採集
PlanetMiner by crecheng
物流ステーションに惑星内要求を設定すると、対象資源を惑星全体から収集します。物流ステーション一基あたり1鉱脈/1採掘機に相当する速度で採掘します。
採掘機やベルトコンベアをすべての資源につなぐ手間や景観の悪化を軽減します。
物流ステーションに惑星内要求を設定すると、採掘しながらドローンで鉱石を運ぼうとします。これを避けたい場合は、製造ラインと採掘ラインを別の惑星に置きましょう。
惑星の設備を遠宇宙・別惑星・別星系から表示
RenderDistance by sp00ktober
宇宙空間から設備を表示して眺めたり、別惑星・別星系から確認したりできます。別星系の設備配置を複製したり、輸送設定を変更したりできます。
MODの設定変更で惑星内全て、あるいは別惑星・別星系の物流ステーションにアクセスできます。
内部的には現地にテレポートしている扱いであるため、別途「設備・ストレージへの遠隔アクセスMOD」を入れていると別惑星の組み立て機やストレージ全てにアクセスできるようになります。
テレポート・惑星の条件検索
Star_Map_Tools by sherlockHlb
- 星図から惑星を選択した状態でメニューを出してテレポートできます。
- 惑星の特性を指定して条件検索することもできます。
内部的に現地にテレポートしている扱いのRenderDistance MODを併用している場合は、銀河マップから視点を戻すことでテレポートが可能です。
デフォルトではF1でメニューを開き、F2でテレポートできますが、MultiBuildBeta MODとショートカットが被っているので Config editor から設定変更する事をお勧めします。
このMODは銀河の生成画面でも動作しており、開始しなくてもそのシード値で有用な惑星が生成されているか確認できます。
インベントリサイズを変更
DSPBigInventory by appuns
バニラでは最大で横10×縦12=120個のインベントリサイズから変更できます。
より大きくして楽にしたりもいいですし、8×15=120個のように縦長にすることで、優位性がなくても快適に作業ができるようになります。
即時建設、瞬間研究、高速移動etc.
DSPCheats by Windows10CE
Minecraftで言う所のクリエイティブモードのような機能をいくつか選択して持たせます。
建設自体よりも配置検討などで遊ぶようになったので、即時建設をオンにしています。
おわりに
大事な事なので。日本語訳も含め、MODを一度でも使用して以降に発生する不具合を開発元に報告したり、「動作が重い」「不安定」などとレビューに投稿することの無いようご注意ください。ユーザーが非公式にボランティアで制作している事、自己責任である事を認識されている方への、
【Dyson Sphere Program】おすすめMODリストでした。
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